整形外科では痛みのある部位や動かない場所を客観的に判断するために、さまざまな「検査」を行います。 どの組織を詳しく調べたいのかによって使用する機器が異なります。

X線 (レントゲン)検査


X線検査(レントゲン検査)は一番簡単に骨の状態を確認できる検査です。骨の中でも長管骨(腕や脚などの棒状の骨)の骨折を確認するのに適しています。

MRI検査


MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)とは強い磁力と電波でX線では見えにくい筋肉、靭帯、腱、脊髄、軟骨などを描き出すことができます。検査部位にもよりますが、検査時間は20分〜40分ほどかかります。

CT検査


CT(Computed Tomography:コンピュータ断層診断装置)とはエックス線を使用して得た体内の情報をコンピューターで処理し、断層(輪切り)画像として表示します。検査で必要があれば、そのデータを元に3D画像を構築することができます。

骨密度検査 (DXA)

DXA(dual-energy X-ray absorptiometry)は骨密度を測る検査方法のひとつで、エネルギーの異なる2種類のX線を用いて計測されます。DXA法の中でも手首や腰で測るタイプのものがありますが、当院では全身の骨密度を測定できる検査機器を設置しています。

超音波 (エコー)検査

主に体の表面に近い部分の状態を短時間で検査することができます。手指の腱鞘炎や足首の靭帯損傷、肩関節周囲炎など、時間をかけずに検査することができます。

血液・尿検査

関節リウマチや痛風、骨粗鬆症などでは採血検査や尿検査によって診断を行います。当院では基本的な項目ではその日のうちに結果を出すことが可能です。

体組成計 (Inbody)

体組成計は検査とは異なりますが、体の脂肪量や筋肉量を量ることができる検査機械です。自分の体の脂肪量や筋肉量を客観的に把握できるので、筋力トレーニングの際のモチベーションアップに有効です。検査料は保険適用外で¥300/回です。